在宅ワークが増えて、家でインターネットを使う頻度が高くなってきたため、家族全員が一斉にインターネットを使うと仕事面で支障が出てきます。その為、インターネット回線を光回線にした人もいますが、Wi-Fiルーターも見直さないと速度が出ないこともあります。
そこで在宅ワークでしっかりとした速度と安定性を確保するためにWi-Fiルーターを買い換えようと思い、色々と調べた結果、最高のルーター(TP-LinkのArcher AX50)に出逢ったので今回お伝えします。
TP-Link社とは?
TP-Linkは趙建軍と趙佳興の2人によって1996年5月に創業され、本社を中国深センに置いていて、世界42ヶ国に直営子会社や支社を展開しています。2005年には国際展開を始めて、2008年にはアメリカ法人を立ち上げた。日本法人は2015年と遅れながらも立ち上がり順調に売上を伸ばしているが、まだ年数も経過していないことから日本での知名度が低い。世界シェアはNo1の会社ということもあり、世界的には有名な大企業で今後、日本市場での認知も広がってくると考えられます。
TP-Linkは最高のコストパフォーマンスを念頭に置いており、良い製品を安く提供することで急激にシェアを伸ばしてきた。またユーザーからのフィードバックを重視しており、常に改善を続けて製品開発に力を入れてきました。
あとでしっかりと説明しますが、Wi-Fiルーターで一番大事なのは速度もそうなのですが、安定性も非常に大事です。安定性がないと接続が切れたりして、繋ぎ直す必要があったり、テレビ会議中に画面と音声が止まってしまったりという現象が発生します。
TP-Link Archer AX50の特徴まとめ
特徴 | 詳細 |
---|---|
CPU | intel製 Wi-Fi6 デュアルコアCPU |
安定性 | Wi-Fi6:Wi-Fi5(11AC)よりも4倍の性能 |
低遅延 | 旧規格のACに比べて最大75%ものレイテンシー低減 |
接続機器の電池が長持ち | TWT機能でWi-Fi通信にかかる電力を低減 |
マルウェア対策 | トレンドマイクロ協力のセキュリティシステムHomeCare(3カ月無料)を搭載 |
周波数帯クラス | デュアルバンド |
データ転送レート | 3000 Megabits Per Second |
ワイヤレスタイプ | 802.11ax |
長期保証 | 3年間 |
TP-Link ArcherAX50の特徴を徹底解説
TP-Link ArcherAX50の特徴を簡単にまとめてお伝えしましたが、ここからは1つずつ説明していきたいと思います。
ArcherAX50特徴① 安定性抜群で高速
5GHz帯の高速域は2402Mbpsと、2.4GHzの広範囲域は574MbpsとWi-Fi6の高速Wi-Fiがインターネット環境を劇的に変えます。
また接続台数もOFDMAによってWi-Fi6対応端末なら理論上最大4倍の接続ができ、製品上の目安としては48台としていますが、理論上では256台まで可能です。
ArcherAX50特徴② intel製 Wi-Fi6 デュアルコアCPU
CPUは、機械にとって最も大事な部分です。CPUがデータ処理を行うため、CPUの性能が速度や安定性などのパフォーマンスを左右します。
ArcherAX50のCPUは、デュアルコア(2つ)となっており、Wi-Fiルーターとしてはかなりの高性能です。
ArcherAX50特徴③ 安定性がすごい
私が今まで使用していたのは、1つ前の世代のELECOM社のAC規格(Wi-Fi5)です。Wi-Fi6はWi-Fi5の4倍の性能があるとなっており、安定性が抜群です。
ELECOM社のAC規格Wi-Fiルーターを使っていた時には、たまに接続が切れて繋ぎ直す作業が必要だったりしました。
パソコンでは再接続みたいなことはあまりなかったのですが、テレビで子供がよくYouTubeを見る時に接続が切れてしまい、再度Wi-Fiパスワードを入力して接続する作業がありました。またテレビだとパスワードを入力するのに手間がかかってしまうのでかなりストレスフルでした。
しかし、このArcherAX50に変えてからは接続が切れた経験が0です。もう1ヶ月使っているのに再接続する必要がないのは、本当にありがたい話で、ストレスが改善されました。
ArcherAX50特徴④ 広範囲まで届く
ArcherAX50には、外に出ているアンテナが4本あります。この外付けのアンテナが広範囲までWi-Fiの電波が届く要因にもなっています。またアンテナの角度を自由自在に変更できるため、自分の届けたい方向に向けることでより威力を発揮します。
私は入浴しながらスマホでYouTubeを見るのが趣味なのですが、今までのAC規格のWi-Fiルーターの場合、2.4GHzにしてもギリギリ届くかというレベルだったため、画質を下げて音楽を聞くぐらいに留めていました。
しかしArcherAX50に変えてからは、2.4GHzにせずに5GHzの高速回線のままでも入浴しながら4K動画を見ることができています。そのため入浴がついつい長くなってしまい、妻に「生きてる?」って安否確認まで入るぐらいです。
ArcherAX50特徴⑤ ウイルス&マルウェア対策
TP-Linkは、中国製品ということからセキュリティ的に大丈夫かと心配になる方も多いです。
しかしTP-Linkは、先ほど伝えたように世界シェアNo1になっており全世界で利用されています。もし何かセキュリティ的に不備があれば必ずファーウェイみたいに問題になっているはずです。現在ではそのような問題にはなったことがないですし、もし問題があればそれだけの販売シェアは難しいでしょう。
また、ArcherAX50には、ウイルスやマルウェア対策としてトレンドマイクロ協力のセキュリティシステムHomeCareが3ヶ月分が無料でついています。
3ヶ月試した上でよければ更新もできるため、セキュリティシステムが入っているのは嬉しいです。
ArcherAX50特徴⑥ 電池長持ち
家にいる時は、スマホを使う場合でもWi-Fiを繋いでネットサーフィンをすることが多いと思います。ネット使用の上限を気にしてWi-Fiを使う人もいますが、電池の持ちが違います。
ArcherAX50は、Target Wake Time(TWT)により普通のWi-Fiよりも電池の持ち時間が長く、Wi-Fi接続機器の消費電力を低減します。
ArcherAX50特徴⑦ 接続設定が簡単
ArcherAX50には簡単設定ガイドというのが入っていて、接続方法は2つあります。
1つ目は、TP-Linkの専用アプリ「」があるので、それをスマホにダウンロードして手順通りにやれば3分で接続できました。
2つ目は、ブラウザを使ってやるのですが、私は面倒に感じたのでアプリで接続することをオススメします。
ArcherAX50特徴の口コミと購入評価
かなり高評価ですが、私も購入者の立場でオススメしていますが、本当に素晴らしいWi-Fiルーターです。是非どのルーターかで悩んでいる方にはオススメします。
TP-Link ArcherAX50のデメリット
付属品にインターネットケーブルがありますが、それが「CAT5E」のカテゴリーとなっています。一番最新で最速のカテゴリーはCAT8です。CAT5Eは、4つ前のケーブルになるため、これは使わずに最低でもCAT6Aぐらいは使うようにしてください。
私のオススメはCAT8の最速ですが。
通信規格 | 最大速度 | 特徴 |
---|---|---|
CAT5 | 100Mbps | 最低限のネット接続というレベル |
CAT5e | 1Gbps | 日常で使う分には普通 |
CAT6 | 1Gbps | ネットを快適に使いたい人向け |
CAT6A | 10Gbps | 動画を頻繁に見る人向け |
CAT7 | 10Gbps | オンラインゲームや業務用 |
CAT8 | 40Gbps | ノイズ耐性が高く、高速で安定した接続用 |
TP-Link ArcherAX50とELECOM社の速度比較
TP-Link ArcherAX50の速度がどれぐらいか気になる方は多いと思います。そこで今回は私が以前使用していたELECOM社のWRC-1900GHBK-Sと速度テストで比較してみました。
こちらがELECOM社のWRC-1900GHBK-Sの測定結果ですが、ダウンロード速度で93Mbpsで、アップロードでは190Mbpsとなりました。十分な速度が出ていますね。
次は、TP-Link ArcherAX50の測定結果ですが、ダウンロード速度で130Mbpsで、アップロードでは98Mbpsとなりました。ELECOM社と比較すると、ダウンロードは1.3倍ほどに速度が上がりましたが、アップロードは半分に下がってしまいました。
しかし、一番重要なのはダウンロード速度であって、アップロード速度は最低限あれば問題ないため、今回の数値でも十分に早いですし、測定値は日や時間帯で違ってくるためそこまで気にしていません。
ダウンロードとアップロードの速度目安についてご紹介します。
動画を作成していた時に計測したのは上記ですが、こちらの記事を作成している際に再度計測をしたらダウンロード230Mbpsで、アップロードも210Mbpsまで出ていました。やはり日によって測定値にブレがあるので、正確に測りたいのであれば何度も日と時間帯を変えてみてください。
インターネット速度の目安
ここから実際にダウンロードとアップロードの速度目安をお伝えします。
用途 | ダウンロード速度目安 |
---|---|
WebサイトやSNSの閲覧 | 1Mbps〜10Mbps |
動画視聴(YouTubeなど) | 3Mbps〜25Mbps |
オンラインゲーム | 30Mbps〜100Mbps |
4K動画の閲覧は、25Mbpsあれば快適に見れます。そのため100Mbps出てれば余裕で見れるレベルですね。
オンラインゲームが一番速度が必要なのですが、100Mbpsはないとたまにカクッとしてしまうため、Wi-Fi6が必要ですね。
次はアップロード速度の目安です。
用途 | アップロード速度目安 |
---|---|
SNSの写真投稿 | 3Mbps |
SNSやYouTubeなどの動画投稿 | 10Mbps |
まとめ
在宅ワークなどのように家のインターネットを複数人で同時利用する機会が増えました。Wi-Fiルーターが古い機種ですと、速度が出なかったり、安定的に複数台と接続するのが物理的に厳しいため、仕事に支障が出てしまうケースもあります。
仕事の取引先やクライアントに迷惑がかかってしまうのはよくないため、しっかりとWi-Fi6のような最新Wi-Fiルーターを使いましょう。
私の体感では本当に切れなくなり、買い換えて大満足です。
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